上モノ釣り釣具の揃え方

 竿

磯竿のケースを見ると、1.5-530や2-450などと色々あります。
ハイフン前(1.5など)は竿の強さを表しています。 ハイフン後(530など)は竿の長さを表しています。

竿の場合、固すぎるのはよくありません。
1~1.5号の安いモノで充分です。
腕があがってから高価いモノを買いましょう。
個人的に初めての竿を選ぶなら、1.5号が扱いやすいと思います。
メーカではWIZZあたりが軽くて扱いやすいとですね。
キチンとメンテしないと、ラインの貼り付きなどが頻発します。
コレは、安い竿の塗装が「それなり」だからです。
ただ、高価い竿を買っても、ノーメンテなら同じコトになります。
きちんとメンテしてやりましょう。
長さは、波止際の磯なら450(4.5m)で、地磯・沖磯なら530(5.3m)を選びます。
波止で長竿は持て余すと思います。
「下手の長竿」なんて揶揄する人もいますが、私は波止は450で地磯・沖磯は530と使い分けてます。
また、強風時は地磯・沖磯でも450を使ったりします。
竿に掛かる風圧って、相当厳しいんですよ。
竿が短くなれば、それだけ投影面積が小さくなるので、風の影響を受けづらくなります。
また、テコの原理から、魚が軽く感じられます。
最初に530を買って、アトから450を追加すると、多分450がメインになってしまうと思いますよw

 リール

リールの性能は完全に価格と比例します。
だからといって、最初からステラなどはやりすぎですw
逆に2,000円くらいのワゴン品はダメダメですねww性能以前の問題ですw
予算6,000~8,000円でシマノ番手でいう3000番(3号道糸が150m巻けるモノ…大抵はスプールに記載されてます)程度がイイかと思います。
個人的に、シマノのNEWナスキー3000番あたりがオススメですね。
もしレバーブレーキ(LB)を使いたいのであれば、同価格帯では、アルファタックルのAPIX磯LB3000が手軽ですね。
まぁ、私はレバーを使わない派(でもLBリールを使ってマス)なんで、とりあえずドッチの使い方も出来るAPIX磯LB3000をオススメします。
同じシリーズで4000番もあります(私は2000・3000・4000と全て持ってマスw)が、ハッキリ言って重いですwくたびれますww
リールに求められる性能は、キチンと糸が出てキチンと巻けて、ドラグ性能がイイというコトに集約されると思います。
安いリールでは巻きムラができたり、ドラグ締め込みの過度特性が悪かったりします。

 道糸

安いワゴン品を除いて、道糸は別売りで自分で巻くのが普通です。
まぁ、リールと道糸をセットで買った時に店員に頼めば、大抵の店では巻いてくれますね。
できればフローティングタイプの視認性の高い色で150m/2,000円くらいのモノを選べばマチガイありません。
間違っても600m/1,000円などと激安のボビン品はやめましょう。
ただ、ピンクはフグに噛まれますw
私は噛み切られて仕掛け一式流しましたww
オススメはオレンジ色ですかね。
大切なのは、必ずナイロン道糸を選ぶコト。
PEなども出てますが、結節部がほどけやすいのと、扱いが面倒です。
道糸に求められる性能は、伸び・強度・コシ・撥水性です。
魚は鈎とラインで釣るモノです。
コレらはケチらないでイイものを買いましょう。

 ハリス

私はフロロカーボンハリスを使っています。
強度・コシに優れ、多少の根ズレでも切れない強度を持っています。
ナイロンハリスは、傷が入ると一気にソコが破断します。
フロロハリスは、50%傷が入っても、残りの50%の強度を維持します。
引っ張り強度は変わりません。
強度の差は、根ズレに強いか否かの違いだけです。
ただ、ナイロンに比べると伸びづらいので、寄せてきたときのやり取りに気を使います。
私は頻繁にドラグを操作して、ラインブレイクしないように心掛けています。

 ウキ

中通しのドングリウキですが、個人的には以下のように揃えています。

浮力大きさ数量
05
05
B10
B10
3B20
3B20
3B10
5B10
5B5
0.810
1.010

メインで使い回しているのは上記表のとおりです。
この他に、普段持ち歩かないウキが数十個あります。
正直、5Bは無くても大丈夫です。
使い途がありませんからwww
最初は3Bくらいで始めるのがイイかと。

 オモリ

まずはガン玉セットを買ってきましょう。
そして、よく使うものを小袋で買い足します。
間違ってシズを買わないように注意ですw
便利なモノとして、ウェイトスイベルというモノがあります。
コレはオモリとサルカンが一緒になったモノです。
ただ、コレを使うと仕掛けが真っ直ぐになりづらいですね。
どうしてもくの字への字になってしまいます。
私は足許釣り専門なので、ウェイトスイベルを使っています。
他に、鈎の近くにガン玉を打つ「口オモリ」というのもあります。
ガン玉打ちは、経験と試行錯誤が必要です。
ぜひガン玉を自在に扱えるようになりましょう。

 

鈎は対象魚にあったモノを使います。
グレならグレ鈎ですね。
できれば5~8号を揃えましょう。
鈎の色ですが、金はフグを寄せます。
なので、銀かピンク(オキアミカラー)か黒から選ぶコトになると思います。
個人的にオススメはピンクです。
ただ、私はへそ曲がりなので、チヌ鈎1号かネムリ10号(と書かれて売られているセイゴにヒネリとジゴクを付けたようなモノ)・同11号を使ってマス。
11号、正直いってデカいですwww
とてもグレを釣るような鈎に見えません。
んがしかし、コレがまた面白いように掛かるんですね。
掛かり方が半端じゃないので、外すときにコツがいります。
鈎を回すようにして外さないと、絶対にとれません。
あとは袖が長いので、フグを掛けた時にハリスを噛まれずに済みます。
でも、やっぱり基本は対象魚用の鈎ですね。

 小物用品

あと必要なのは、カラマン棒・クッション水中 or Jクッション・ウキ止め糸・シモリ玉・蛍光ゴム管・爪楊枝なんかですね。
潮読みができるようになったら、水中ウキなども買いそろえましょう。
とりあえず、一通り揃えたら磯へ行って試し釣りしてみてください。
ナニか不具合・足りないモノがあれば、ソレを買えばイイだけのハナシです。

 大物用品

バッカン(コマセ入れ)・撒き餌シャク・マゼラー(コマセを混ぜるモノ)・竿ケース・クーラーボックス大型・同中型・水汲みバケツ・刺し餌入れなんかですね。
刺し餌入れは、タッパウェアかステンの浅皿で大丈夫です。
バッカンはハードタイプとソフトタイプがありますが、絶対にハードタイプがオススメです。
コマセを打つときに、シャクをバッカンの内壁に押し付けて固めて、遠投やピンポイント打ちをするコトが多いからなんですね。
ある程度大きめのモノを買いましょう。
移動の時に、バッカンに餌類や小物類を入れて運べばラクだからです。
基本的には、クーラーボックス・バッカン・竿ケースに全てを入れて運びます。
荷物をまとめておくと、ホントに移動のときがラクです。


さて、いかがだったでしょうか。
結構初期投資が必要ですね。
そういう意味でも、竿やリールはエントリークラスを選ぶのが吉なんですね。
竿やリールなんて、仕掛けを振り込めて魚とのやり取りが出来て、ラインを巻き取れればイイんです。
ただ、ホントにリールのワゴン品はやめましょう。
私も釣りを始めた頃は使ってましたが、使ってるさきから壊れていきますwww
リールだけは、実売6,000~8,000円以上のモノを買いましょう。
あとはメンテ次第でナンとかなりますから。