グレ釣りのリールの選び方

グレの基本はLBリール!

私はLB(レバーブレーキ)リールを愛用しています。
といっても、高価いのは買えないので、アルファタックルのAPIX磯LBシリーズです。
現在のメインはLB3000に3号道糸を巻いたモノです。
もうひとつ、LB4000は4号道糸を巻いてAdvanceLight1.5-530にて使用です。
他にはシマノRareniumCi4 5000・NASCI C5000・ダイワCy.2500が現役です。
あとは、ワゴン品がいくつかですね。
ぢつはAPIX磯LB2000も発注しています。

リールの性能は価格に依存します。
高価いリールはイイ。
コレは間違いないです。
高価いリールは軽い・頑丈・ドラグ性能がイイと三拍子揃ってます。
はっきり言いますが、ハンドルの動きがスムーズとかなんてのは、リール選びに関係ない要素です。
軽くて頑丈で、さらにドラグ性能が良ければイイんですよ。
高価いリールは、ソコがしっかりしてるんですね。
あとは手入れでナンとでもなるんです。

でも、私は高価いリールを買えませんw
お金無いですからww
ですから、安いリールを使い倒すんです。
買ってきたリールは、一度分解してみて増し締め・注油が必須です。

一度、まぁ激安ワゴン品だったからってのもあると思いますが、内部のビスが緩んでいたモノがありました。
その時は、たまたま分解しなかったんですね。
ちょっと荒っぽい釣りをしていたんで、壊れてもいいワゴン品を使いました。
が…魚が掛かって引いている最中、いきなりスプールの上下をしなくなり、ガキガキゴリゴリ!と異音がして、ハンドルの回りもおかしく…
とりあえず力業で引ききり、その日はゲンが悪いと判断して帰宅。
帰宅してリールを分解してみると、一部のプラッチックの部品を留めているビスが緩み、ベベルギアとウォームギアに干渉して動作不良を起こしているコトが判り、増し締めで完全に直ってしまいました。

私は某OA機器メーカのCEをやっていたのですが、やはりビスの締め付け不足に依る初期不良は結構ありました。
ですので、自分で買ったリールは分解・増し締め・注油をして、トラブルの未然防止を心掛けています。
もちろん、釣行毎に清掃・注油をして動作確認は絶対にします。
リールを2台使ったら、2台ともやります。
メンテ不足で魚を逃がしたら悔しいですから。

 LBリールを使おう!

LBリールというのは、スプールの逆回転をレバーひとつで制御しようというコンセプトのリールです。
通常はレバーを握っていて、竿を伸されそうになったときに、一瞬レバーを離します。
そうすると、スプールが逆に回るようになるので竿を立て直すコトができる、と…そういうモンです。
つまり、竿を伸されない限りは使わないですw少なくとも私は。
普通は竿を伸されそうになった場合、一瞬のオープンペールで立て直しますよね。
ソレをレバーによるペール回転の制御でやるのがLBリールです。
実際のところ、私はほとんどレバーに頼りませんw
レバーをマトモに使ったのなんて、ほんの数回です。
レバーよりも、魚とのやり取りの最中はドラグの調整を頻繁にします。
やはりラインのテンションが重要ですからね。
多分、私にはレバーは必要ないんじゃないでしょうかwww
意外に重いんですよ、LBリールって。
余計なモノが付いてますからね。
ただ、万が一の時にあったら便利…保険ですかね、そういうモンですw私にとってはww

私がいつも狙っているグレ(メジナ)という魚は、スピード・パワー・持久力がハンパではありません。
掛かった瞬間、沈み根に向かってダッシュします。
沈み根に潜られたら最後、揺すろうがナニしようが出てきません。
ラインのテンションを抜いて、タバコでも吸って待つしかないです。
でも待って出てくるかは運しだい。
ですから、一瞬一瞬のやり取りで先手を取り、竿を伸されないようにしながら寄せるんです。
竿を伸されそうになったら、レバーを放って竿を一瞬で立て直し、魚のアタマがコッチに向くように仕向けます。
もちろん魚の習性でラインのテンションに逆らう方向に逃げようとしますから、力で寄せるのも重要です。
この時に過度のラインテンションが掛かれば、ラインブレイクか鈎が伸されてバラシです。
ですから、ドラグを調整しながらの釣りになるんです。
特にライトタックルであるほど、コレに注意が必要です。
時にドラグを開いていなし、時にドラグを締めて引き寄せる。
最後のさいごまで暴れ・逃げようとするのがグレなんです。
タモ入れが成功するまで気が抜けません。
ですから、みんなLBリールを使うようになったんですね。
というよりも、LBリール自体がグレ用に開発されたといっても過言ではないと思います。
予算があるなら、シマノ・ダイワなどのLBリールを買った方がイイと思います。
でも、私のように予算が無ければ、アルファタックルのAPIX磯LBシリーズがイイと思います。

 リール選び

最初に言ったように、価格と性能は比例します。
予算の中で一番イイのを買いましょう。
最低でも、シマノのNASCIかアルテグラのあたりのクラスですね。
個人的には、自分ではNASCIを使っていますが、アルテがオススメです。
樹脂スプールはやめましょう。
傷つきやすく、傷でライントラブル(出が悪くなるなど)が引き起こされやすいからです。
番手ですが、グレを狙うなら4号が150m巻けるモノであれば間違いないです。
シマノ番手でいう4000番(ダイワ番手で4500番?)くらいですかね。
コレは竿とのバランスで決めます。
例えば1号竿に4000番はバランス的に悪いですんで1号なら2000~3000番、1.5号なら3000~4000番というふうにします。
大抵の磯竿には、箱やカタログに適合ハリスというのが書かれています。
ハリスに応じて道糸の号数も変わりますから、ソレに合わせるんですね。
例えば…竿の適合ハリスがナイロン0.8~2号となっていた場合、道糸が4号や5号じゃバランスがとれないですよね。
そういう時は、道糸は2号~3号を使います。
ですから、シマノ番手でいう2000~3000番のリールを使うんです。
別に4000番に2号を巻いてもイイんですが、ラインはスプールのフチぎりぎり巻きがイチバンなんですね。
あんまり段差があると、ラインの出が悪くなる場合があります。
そして、安いボビン巻きは別にして、マトモなラインというのは150m~200mで売ってるんです。
ですから、ラインにあわせてリールを買うというのが正しいカタチなんです。
下巻きというテもありますが。
ホントのトコロからいうと、理想はですね、
対象魚→鈎→ハリス→道糸→竿→リール

の順で選びます。
自分が使いたいラインに合わせてリールを選ぶんです。
ダイワなどはEconomizerというパーツがあったりします。
要はスプールの上げ底ですね。
どうせ150mなんて使わないんで、このEconomizerを使って底上げをして75mだけ巻いておくなんて使い方もできる面白いパーツです。
もちろん、下巻き替わりにも使えます。
さぁ、どんどんハナシが面倒な方向になってきましたねww
そうです、ラインを知らないとリールは選べないんです。
というコトで、ラインの勉強をしてからココに戻ってきましょうw