グレ釣りの美味しい外道

 ウキフカセによるグレ釣りは万能の釣りですw

私はウキフカセでグレ釣りを楽しんでいますが、意外と様々な魚が釣れるモンなんですね。
というより、釣り場にいる魚は一部を除いて殆どが釣れます。
ソコでひとつ、オイシい外道を紹介します。
外道というとベラなどを思い浮かべますが、私は外道でオイシいモノを「ご祝儀」と呼んでマスw

オイシい魚

食べてオイシい魚の代表格は以下のモノです。

  • アイゴ(バリ)

釣って楽しい、食べてオイシい魚の代表です。
「バリは竿を叩く」というくらい独特の強い引きをする魚で、40cmを超えるとやり取りが非常に楽しい釣りになります。
ゴンゴンゴン…という独特の引き(アタマを振ってる?)が竿に感じられて、とにかく強引に引いて急に方向転換をしたりと、ゲームフィッシングとしても楽しめる魚です。
見た目ですが、体色は黄色っぽくて斑点があり、皮はザラザラしたサメ肌でヒレ類がトゲトゲしいというのが特徴です。
そのトゲトゲしいヒレですが、トゲに毒があり、無闇に触ると3日間は痛さに苦しむと言われています。
ですから、あげたら先ずヒレを落とすコトから始めます。
私はニッパや事務用の鋏で落としますが、実はコレは危険なんです。
暴れた時に刺されかねませんから。
植木鋏などでやったほうが安全でしょうね。
ヒレを落としたら、そのヒレ等は必ず海に投げてしまいます。
誤って触るのを防ぐ意味で。
フグの内蔵などと違って散る猛毒ではないので、海に投げても平気です。
食感ですが、身は白身でプリプリしていて、磯魚の割に磯のニオイがあまり無いです。
皮を引いて、煮魚・フライ・立田揚げなどにするのがイイでしょう。

  • ニザダイ(サンノジ)

コレも掛けて楽しい魚です。
正直、引きでいえばグレより強いかも?って感じです。
ただ、一直線に走る→方向転換→一直線に走るの繰り返しで、引きはイイのですが、やり取りはラクですね。
とは言っても、コイツはシモリに潜ろうとしますので、油断すると面倒デス。
もし足許近くのシモリに逃げ込んだ場合、竿を揺する(エド山口流バイブレーション釣法w)と出てくる根性無しですww
しかも、一通り走った後にすぐ息切れする根性無しですw
見た目はデカいカワハギの灰色バージョン?w
尾の付け根にコブ3つがあり、そのため三の字→サンノジと呼ばれています。
根性無しなので、陸に上げると必ず脱糞しますw
食感ですが、白身で身は柔らかく、独特の磯のニオイがしますが、ナニ気にオイシい魚です。
煮魚で食べるのがイチバン(磯魚が好きな方にはタマランですw)ですが、すり身にしてもオイシいです。

  • カワハギ・ウマヅラハギ

私の大好物ですw
餌盗りが上手くてなかなか掛けられませんし、掛ければ素直に上がってきます。
要は、掛けるまでが楽しい魚ですね。
味は超~一級品。
私はコレをあげると、すぐに家から取りにこさせ、ワタを抜いて肝の保全をし、皮を剥いで冷蔵庫で寝かせます。
取りにこさせられない場合(取りにこさせるなんて普通はムリですよねw)釣ったら真っ先にワタを抜き、肝を別にして袋に入れ、魚体も別の袋に入れてクーラーボックスに放り込んでおけば、帰ってからオイシくいただけます。
10枚のグレより1枚の良型カワハギの方が価値があると、私はそう思っていますw
刺身でも煮魚でも、すり身にしてもオイシく食べられますが、やはり刺身がイチバンでしょうね。
この魚を調理するときのキモは、パンパンの腹にある大きな肝にあります。
肝を裏ごしなどして醤油に溶き、ソレで刺身を食べるのが最高です。
ご祝儀としては最高ランクですw

  • シマアジ

コレも私の大好物w
私のホーム釣り場では、小振りのシマアジがポツポツと掛かります。
小振りですんで、たいした引きはありませんが、コイツが何匹か掛かると、晩飯が超~豪勢になりますw
アジ類なんで例に漏れず口が弱いため、バラしやすい魚ですね。
ムリをせずにあげましょう。
コレも味は一級品。
刺身で食べるとプリプリモチモチした食感で、病み付きになります。
三枚におろしたら中骨の方を適当な大きさに切り、ソレを焼いてから潮汁にするとまたオイシい。
コレもご祝儀としては最高ランクのひとつですw

  • 真アジ

大好物3発目は真アジ。
夕方近くになると良型の群れが接岸し、ウマくすればポンポンあがります。
口が弱いので、慎重かつ大胆に一本釣りゴボウ抜きにします。
このとき、コマセをバンバン撒いて足止めしましょう。
コマセを撒かないと大回りで素通りですが、コマセさえ効かせれば、その近辺で回ってくれます。
サビキを流した方がイイのかもしれませんが、やはりココは根性で一本釣りですw
アジは味に通じるというだけあって、真アジも超~オイシいです。
どう調理してもオイシい魚です。
私は地元の郷土料理である「なめろう」で食べるのが好きですね。

  • ウミタナゴ

実は、私のフカセ釣りはコレ狙いから始まりましたw
良型がナカナカ出ないんですが、塩焼きサイズを持って帰って、塩焼きで食べるのがタマランですw
正直、引きはたいしたコトありません。
グレやカワハギほどではありませんが、餌盗りが上手いです。
産卵期(…というのは間違いですw体内で孵化した子を産み出す魚ですので)にあげると、メスの腹から子が出てきます。
釣り場で子に気付いたときは、海に帰してやってマス。
その子らが良型になって、私に釣れてくれるのを祈ってwww
白身でアッサリしているんですが、ナニ気に豊富な旨味もあって、ご祝儀としては上位に位置しています。
私はコイツの塩焼きが超~大好きです。

  • サバ

コイツが回ってくると、もう一面サバだらけになります。
といっても、ホーム釣り場に回ってくるのはサンマみたいな大きさ…まだ細いヤツですね。
とにかく入れ食いになってしまい、釣りになりません。
そういうときは仕方がないので、サバ釣りに専念します。
とにかくバカスカ掛かるので、100匹くらいはすぐにあがってしまいます。
持って帰ったら、煮魚か塩焼きですね。
ホントは締めサバがイチバンなんでしょうが、実は私、食中毒になりやすいので…
身が柔らかくて身離れもイイため、食べやすくオイシい魚です。
嫌々釣ってるくせに、食べるのは大好きという、まさに天の邪鬼な私を表す釣りモノですw

  • クロソイ・メバル・カサゴ

時々、無性にクロソイやメバルにカサゴが食べたくなるコトがあります。
そんな時、テトラ際をタイトに攻めると掛かってくるのがクロソイなどです。
コレを釣るときは、高切れでウキが流れてもイイように、安いモノを使います。
どちらかというと、グレ釣りの合間に遊びでやる釣りです。
でも、コレがまたメインにしてもおかしくないくらいオイシい魚なんですねw
私的には、煮魚にすると最高だと思っています。
白身ですが旨味が豊富で、刺身でよし・焼いてよし・煮てよしと、見た目は悪くとも味は最高ランクです。
カサゴを掛けた場合は、刺されない様に注意が必要です。

  • ボラ

掛けたくない魚の代表ですが、冬に限っては1匹だけあげておくのも悪くありません。
臭いと言われるボラですが、外海で釣れた個体は夏でも臭くないですね。
でも、やはり冬の脂ののった寒ボラはひと味違います。
臭みがなくて、そのくせコッテリとした刺身・洗いがイイ味です。
養殖ハマチなど足許にも及ばぬ、なかなかの美味なヤツです。
実はこのボラという魚、躱すのも掛けるのもカンタンな魚なんですね。
ボラの習性で、海面近くを水平に動くモノには積極的に喰ってくるんですが、ある程度の沈下速度で沈む縦の動きをするモノには見向きもせず喰ってきません。
つまり、口オモリを付けて速く沈めれば、ボラの群れの中だろうと、なかなか喰われずに済むんです。
もしボラを掛けたいのであれば、仕掛けをボラの近くに投入して、ハリス分以上引けば餌が水平に動くので、見事に喰ってきます。
ボラを寄せるのはカンタンなんですが、取り込みの時には厄介です。
空気を吸わせようとしてアタマを上に向けた瞬間、突然大暴れしだして底に潜ろうとします。
このとき、重さが災いして「空気を吸わせた状態を維持しづらい」んです。
鈍臭いヤツですが、巨体が武器になっているんですね。
さて、味の方は先ほどあげたように、コッテリとしているのに臭みのないイイ味です。
洗い・刺身・塩焼き・フライ…
寒ボラは万能選手ですw
外洋に面した釣り場で釣って下さい。
河口などにいるのは臭いので注意です。

まだ色々ありますが…

普段私が数釣っている外道(ご祝儀)は、コレくらいですね。
色々な魚がいて、釣っていて楽しいです。
私はグレ屋ですが「釣れた魚が本命」でもありますw
季節によって釣れるものが違ったりしますんで、バイクとともに季節を感じる趣味のひとつです。
さて、次の釣りのご祝儀はナニかなぁ~w