AMG C36

 アシ車としては最高です

遠出と雨の日専用の下駄車。

スペック

AMG Cクラス C36 スペック

  • 新車価格 9,300,000 円 (消費税別)(右・左ハンドル)
  • 型式 E-202A36S
  • 全長×全幅×全高 4495×1770×1390mm
  • ホイールベース 2690mm
  • ボディタイプ セダン
  • トレッド前/後 1510/1480mm
  • ドア数 4ドア
  • 乗員定員 4名
  • 車両重量 1560kg

エンジン・燃料系

  • エンジン型式 AMG36
  • 最高出力 280ps(206kW)/5750rpm
  • 最大トルク 39.2kg・m(384.4N・m)/4000rpm
  • 種類 水冷直列6気筒DOHC
  • 総排気量 3605cc
  • 内径X行程 —-mm×—-mm
  • 圧縮比 10.5
  • 過給機 なし
  • 燃料供給装置 モトロニック
  • 燃料タンク容量 62リットル
  • 使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
  • 燃費 8.8km/リットル

足回り系

  • ステアリング形式 その他
  • サスペンション形式(前) ダブルウィッシュボーン式
  • サスペンション形式(後) マルチリンク式
  • ブレーキ形式(前) ベンチレーテッドディスク
  • ブレーキ形式(後) ベンチレーテッドディスク
  • タイヤサイズ(前) 225/45ZR17
  • タイヤサイズ(後) 245/40ZR17
  • 最小回転半径 4.9m

駆動系

  • 駆動方式 FR
  • トランスミッション 4AT

インプレッション

シャシと足回り

初めて乗った時の第一印象は、とにかく固いということ。

車重や大きさに関しては、さほど気にならなんだ。

左右の見切りはいいし、フロントの切れ角が大きいため、乗ってみると小さく感じる。

で、固いってのなんだけど、シャシの剛性が高いのでそう感じるのかも。

足回りのセッティングが「まさにドイツ車」って感じだから、ますますそう感じる。

シャシの剛性感が高く、足回りも適度に固くてよく動く。

ロールしてない感じでヨー発生が正確に起こり、低速域での若干の突き上げを感じる乗り味は、個人的には最高のフィーリング。

高速に乗っちまえば、極めてフラットなんだけど。

以前乗ってたS13Q’s改K’sなんかだと、シャシの剛性がないのに足回りが固かったんで、なんか不自然な…ゴッツンゴッツンというフィーリング。

C36の場合は全体に固いんだけど、アシの動きがスムーズだから、多少の突き上げでも挙動が安定してる。

轍が…

エンジン

とにかくスムース。

さすがは直6。

振動の少ない、しかしアシ車としては必要以上を確保している出力。

低速トルクが適度にあるんで、タコメータだけ見てて走ってると、とんでもないスピードになっていることがある。

個人的には、コイツをベースにいじってみたくなる。

あぁ、20Bあたりに換装しても面白いかなぁなんて。

直進安定性

これは普通に安定している。

200Km/hオーバーで手放し運転はガセではない。

実際にやってみたが、路面の状況が良好であればラクにできる。

コーナリング

フロントが重いのは感じるし、フロントの重心が高いので「倒れ込むように」ロールする。

充分にフロントに荷重を掛ければ、かつ、独特のステアフィールに慣れれば結構なペースを維持できる。

キャビンあたりのロールをほとんど感じないので、攻め込んでも怖くはない。

SLの3ピースを履いているので、若干バネ下のバタつきを感じるが許容範囲。

軽快感は無いが、充分に楽しいと感じられるセッティング。

居住性

内装、これはCクラスというベース車と大して変わらん。

ごく普通のミドルセダン。

リアのヘッドクリアランスは充分だが、セルシオあたりのほうが居住性は上。

キシミなどはないし、高回転時の心地よい排気音が室内に流れてくるのは快感。

窓を閉めればロードノイズや風きり音は気にならない。

そして、エンジンの振動が少ないことにより、長距離移動も快適にこなす。

積載性

これはベース車に準ずる。

総括

スポーツセダンとしては、バランスのとれたイイ車だと思う。

燃費も気になるほどじゃない。

ボディ剛性もあるし、エンジンも秀逸。

個人的にはオススメな車。